ダニアレルギー ミティキュア編

さて、前回はダニ対策として掃除機編を綴りましたが、今回は内服薬による治療である、ミティキュアを紹介します。その前に息子の症状をお伝えしておきます。小さい頃から鼻水・鼻づまりがあり、しょっちゅう鼻をかんでいます。初めてのアレルギー検査は6歳でハウスダストとダニに陽性判定があり、主に点鼻薬で治療していましたが、したりしなかったりでグダグダでした。掃除機編でも言いましたが、先生から減感作療法はすすめらていたのですがアレルギーの素を体内に入れることで症状が酷くならないか、小学生の男の子が続けられるのかと不安があったので導入まで数年かかりました。でも、定期的に耳鼻科に通う中、再度先生より提案されたので検討してみました。鼻水が少し酷くなったかなという印象と息子からも「鼻の中が痒くて気持ち悪い」と言い始めたこと、少しの手助けで自己管理ができる歳になったと判断し始めることにしました。

ミティキュアとは?

ダニアレルギーの減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬です。ダニを原料とするエキスから作られたお薬で、ダニによる鼻水、鼻づまり、くしゃみ、涙目、目のかゆみなどのアレルギー症状を和らげてくれます。 

特徴・注意点
  1. 舌下薬です(舌の下に入れて溶けるまで1分待つ)
  2. 少量から始めて用量を少しづつ増やします
  3. 即効性はなく、薬の効果を感じるまで個人差があります
  4. 一度始めたら数年服用を続けるので、できるだけやめないこと(中止・再開は主治医に要相談)

始め方

耳鼻科で治療可能か確認してください。アレルギーのもとであるダニ(のエキス)を飲むので服用により副作用が現れる可能性があります。私たちが通っている耳鼻科では、導入前にどのような治療かパンフレットを渡され自宅で検討するようにとのことでした。導入を決めてから別日に耳鼻科で注意事項のDVDを見て帰りに薬局でミティキュア1錠もらい、それを持ってまた別の日に先生の前で服用チェックと副作用の有無確認してもらいます。はじめの1週間はミティキュア3300JAU錠を服用し、その後副作用が見られなければ10000JAU錠に増量し段階的に進めていきます。

ミスしました・・・

しかし!私は理解しておらず、1錠だけ処方されたのは自宅で副作用の確認のためにとりあえず1錠処方されたのだと勘違い。朝のバタバタした時間に息子に服用させ、その後すぐに私が先に仕事へ行ってしまったので副作用のチェックもせず・・・重大な副作用であるアナフィラキシーショックが出たかもしれないのに・・・自分もアレルギー性鼻炎があるのでアレルギーに対して舐めているわけじゃないのにな・・・考えるたびにゾッとします。息子が一人でいるときに大きな副作用が出なくて本当に良かったです。何事も初めては失敗がつきものですが、これは失敗しちゃいけないものでした。少しでも疑問に思ったらクリニックに相談してください。それだけ導入には細心の注意を払わなければならないものです。

経過

息子は服用後2~3分ほど軽く口の中が痒い感じがありました。4か月くらいで痒みは無くなくなりましたが半年経った2022.2月の今でも様子を見て3300JAU錠のままです。小青竜湯1日2回服用と点鼻薬もしています。鼻水は変わらず、鼻づまりは少し良くなった気がするそうです。まだまだですね。3年続けても必ず効くというわけではなさそうなので少しでも緩和してくれればいいなという気持ちで続けてみます。

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